株式会社テラスオフィス

“古くて新しい”商店街が人気に。地域とともに沼垂の街を盛り上げる

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住所 〒950-0075
新潟市中央区沼垂東3丁目5-22
電話 025-384-4010
ホームページ https://nuttari.jp/

「ここでしか出会えないモノ・ヒト・空間」がコンセプト。
ノスタルジックな雰囲気や個性的な各店の魅力を楽しんで欲しいです

 

シャッター通りだった長屋を新しい商店街に再生

 

 かつては多くの店舗と人で活気に溢れていた沼垂市場通り。高齢化と郊外化でいつしかシャッター通りとなっていた市場の長屋店舗を買い取り、商店街の再生事業に取り組んだのが、2014年に設立されたテラスオフィスだ。「当初の事業計画では3年で空き店舗を埋める予定でしたが、実際はどうなるのか不安もありました」と語る田村社長。しかし、出店希望が相次いだことで一年で空き店舗が全て埋まり、2015年4月に「沼垂テラス商店街」が誕生。レトロな長屋の外観と各店舗の個性が融合した商店街は注目を集めるようになり、幅広い年代の客が県内外から訪れるようになった。

 

 

 

起業が初めての出店者に商工会議所の窓口を紹介

商店街名物の沼ネコ焼。味の種類やネコの顔の表情も豊富。

 同社はこれまで、商店街のPRを目的とした「沼ネコ」グッズの販売促進のために、商工会議所を通じて小規模事業者持続化補助金※を活用。長屋に昨年オープンしたコワーキングスペースの設備投資にも同補助金を利用した。

 また、起業が初めての出店者には商工会議所の窓口を紹介し、創業計画の作成や補助金申請の支援、融資・経営の相談など、細かいアドバイスを受けるように促している。「現実的な部分についてご指摘をいただけるというのも、商工会議所さんを利用する良いところだと思います。厳しいことを言われても、“それでも自分はこれをやりたい”という熱意が上回らないと経営はできないと思いますし、私たちもそういう熱意を持った方を出店者に選んでいます」。

 

地域全体で活性化に取り組み沼垂の街の魅力を発信

 商店街を管理・運営する上で大切にしているのが「誠実に一つ一つ対応していくこと。いろいろな相談や問題が持ち込まれますが、できる限りのことはしています」と高岡専務。現在は長屋に24店舗、さらに2016年からは商店街近辺の空き家を活用したサテライト店が5店舗オープン。月一回開催される「朝市」「冬市」などのイベントも浸透し、順調な歩みを見せているが「まだまだ発展途上」と語る。4月から11月までの毎月第一日曜日に開催する「朝市」は、商店街をはじめサテライト店や周辺の店も参加する人気イベント。市外、県外から訪れる人も多く、2019年4月の朝市は過去最大4,700人の来場者を記録した。「長屋の充実はもちろん、サテライト店を増やしていって街全体を楽しんでもらえるようにしたい。沼垂で働く人が増えるということは、住む人が増えるということ。そういう意味でも、街としての魅力を高めていくことが課題だと思っています」。 

 沼垂エリアの醸造所や酒蔵などと「沼垂ストーリー形成連絡会」を立ち上げ、街歩きマップを作製するなど地域全体としても街の活性化に取り組む同社。“古くて新しい沼垂”が、これからどのように変化していくのか楽しみだ。

 

※小規模事業者持続化補助金