竹徳かまぼこ株式会社

地域と人とのつながりを大切に 新潟のおいしい食を届けたい

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住所 〒951-8066
新潟市中央区東堀前通11-1775
電話 025-222-0223
FAX 025-222-2562
ホームページ https://taketoku.com

自分の信念や琴線に触れるものでないと続けられないし
お客様にも響かないのです

 

画期的な製法特許の開放でかまぼこ業界に貢献

 新潟市の老舗竹徳かまぼこは、江戸時代から漁師と鮮魚店を営んでいた先人が、新潟市本町でかまぼこ店を開業したのが始まり。以来、地場で水揚げされた魚を大切に、先代たちが守ってきた味を継承しながら、新潟の町と食文化に貢献してきた。
 「昭和40年代に創業者の竹中徳四郎が考えたのが、板付きかまぼこをフィルムで包装し、金型に入れて蒸すことで加熱殺菌もできるリテーナ成型という製造方法でした。これによって保存性がよくなり、量産ができるようになったのです」と語る竹中社長。さらに「みんなが食べる食品だからこそ、みんなが造れるように」という徳四郎氏の理念で、取得した特許を無償で開放。地域の同業各社も早くからもの製造方法を取り入れ、他社の技術とあいまって新潟県のかまぼこ産業が発展していった。

 

 

地元の食材を活かしたこだわりの商品づくりへ

 時代とともに食文化が変わり、和食離れが進んで、かまぼこ生産は激減してくる。「2000年に入って、会社に戻った時は、かなり大変な状況でした。生き残るために何が必要かを考えた時、自社の核となる技術と特色を打ち出し、竹徳にしかできない商品で差別化しようと。地産地消というツールは自社を大きく助けてくれました」。
当時は専務だった竹中社長が目を付けたのが、もともと製造していた「しんじょう」だった。魚のすり身に山芋などを入れ、蒸してから揚げる新潟独自の「しんじょう」は、昔から古町界隈の料亭で伝えられてきた料理。そこで新潟でとれる南蛮海老を使った「しんじょう」を新たに作り、看板商品として打ち出すなど、地元の食材を活かしたこだわりの商品づくりを進めた。

 一尾ずつ手作業で南蛮海老の頭や髭などを取り除いている。新潟産の海老を使い続けることで、生産者を支えることにも繋がるという。

 

お客様と直に対話できるのが直売店のよさ

 商品開発とともに経営戦略として力を入れたのが直売店の展開だ。「どんなに良い商品でも、それを伝える力がないとお客様には響きません。ストーリー性だけでなく、食べ方の提案や商品の良さをお客様に直接イメージさせることができるのが手売りのよさだと思います」。現在は新潟県内に6店舗を展開し、昨年は日本橋三越本店にも出店。今後も実直に歩みを進めながら新潟から東京、全国へと竹徳のファンを広げていきたいという。
 「地元生産者の支えがあるからこそ当社も商売ができるし、地元の方々が商品を買ってくださったから、東京出店にもチャレンジできたと思います。ただ地元のものを使えばいい、買えばいいというのではなく、いろいろな人とのつながりや支え合いこそが、本当の意味での地産地消だと思っています」と竹中社長。これからも創業から続いてきた「地域と人とのつながり」を大切にし、竹徳ならではの味を伝えていく。