活動内容

体脂肪計タニタの歴史と先進的取組みに感動

 

教育福祉医療部会(栂坂昌業部会長)は9月3日~4日、㈱タニタ及び丸の内タニタ食堂、東京スカイツリー・東京ソラマチほか巡る視察見学会を、24名の参加を得て開催しました。

東京都板橋区にあり来年創立70周年を迎える㈱タニタ本社社屋において「体脂肪計タニタ」の変遷をはじめ、厚生労働白書にも取上げられた「健康支援プロジェクト」について、懇切丁寧な説明を受けるとともに、丸の内タニタ食堂において、ベストセラーになった「体脂肪計タニタの社員食堂~500kcalのまんぷく定食~」のメニューを味わいました。また、同レシピ本の監修を手がけ、読者から圧倒的な支持を集めている荻野菜々子さんからも直接説明を受けることができました。

 


一行は、そのほか築地市場や浜離宮、東京スカイツリー等今もっとも注目されている観光スポットを見学、充実した視察研修となりました。㈱タニタでの研修内容の概要は以下の通り。


・「タニタ健康増進プログラム」は、Felica(歩数計)を持ってもらい動きを特定し測定。通信機能がついており、データを送信できる。これを、タニタ社員は全員が持ち、データを毎日測定、管理した。これが「厚生労働白書」に企業の成功事例として取上げられ、パッケージ商品化に繋がった。


・同プログラムの特長は、集団利用向けの施設設置型の測定機器の製造販売も行っていること。1990年から「ベストウエイトセンター」を運営し10,000名の指導実績があり、メディカルフットネスの先駆けとなった。また、①測定データ管理事業 ②フィットネス事業 ③食堂事業 ④保健指導事業 ⑤健康セミナー事業の各種サービスを行っている。


・実際のプログラム導入に際して、歩数計とデータを読み込むためのリーダーは必要だが、これらをパソコンと接続して、全て一元管理できる。地方自治体等の主催者側の手間はかからない。測定したデータは主催者側、管理者画面で見る事が出来るので、そこから個別指導していくこともができる。データを読み込むためのリーダーをどこに設置するかが問題になるが、対象者が集まりやすい場所が望ましい。